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植物図鑑

ニューサイラン

マオラン属 ニューサイラン
学名: Phormium

〔基本情報〕
大きなものでは高さ3mにもなる常緑多年草。
短い根茎をもちます。
葉は扇状に出て、剣状で先がとがり、質はかたいです。
ブロンズ色や紫色の葉となる品種や、斑入り品種があります。
葉よりも高く花茎をのばし、先端に円錐花序を出します。
花はくすんだ赤色または黄色で、花被片は6個あり基部で合着し、長さ3~5cmの筒状となります。
果実は蒴果です。

〔利用〕
葉から繊維が得られ、織物やロープなどに用いられました。
また花茎は筏の材料になったそうです。
花からは蜜が得られます。

〔栽培〕
増殖は株分けによります。
関東以南の暖地であれば戸外越冬可能ですが、品種によっては寒さに弱いため、鉢植えは室内の日当たりのよい場所に取り込み、地植えはマルチングなどで防寒します。
日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
日陰にも耐えますが、日当たりが悪いと葉が軟弱になり、斑入りの品種は発色が悪くなります。
夏の乾燥と冬の冷たい風を嫌います。
水やりは過湿と夏の水切れに注意し、土が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は元肥を施すほか、鉢植えには春~秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。

〔備考〕
ニューサイランは本来はPhormium tenaxを指しますが、Phormium cookianumや、Phormium tenaxとPhormium cookianumの交配品種もこの名で流通しています。

名前
ニューサイラン、New Zealand flax、flax、New Zealand hemp
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ニュージーランド、ノーフォーク島
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
6
花の色
赤、橙、黄
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、切花、花壇、公園・庭園、屋上庭園、ベランダ
ハーディネスゾーン
9a〜11b
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
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