パキスタキス ルテア

Pachystachys属 パキスタキス ルテア
学名： Pachystachys lutea

〔基本情報〕
高さ0.5～1.2m、原産地では高さ1.8mになる常緑低木。
葉は対生する単葉で、長さ10～15cm、幅3～5cmの長卵形～長楕円形で葉脈が目立ち、短い葉柄をもちます。
葉の縁は全縁もしくはごく低いまるい鋸歯があります。
気温13℃以上を保てれば周年開花します。
茎先に長さ8～12cmの穂状花序を出し、鮮やかな黄色の苞が4列に並びます。
苞は長さ2～2.5cmの倒心臓形です。
花は白色で先が大きく開く2唇状となり、苞の間から1個ずつ出て、長さは4～5cmあります。
1つの花の寿命は短いですが、次々に咲き、苞は長期間色を保ちます。
果実は蒴果です。

〔栽培〕
増殖は挿し木によります。
冬越しには5℃以上を保つようにします。
寒さにあうと葉が落ちることがありますが、枯れていなければ春に新芽が出てきます。
水はけと水もちがよく、適度に湿り気のある肥沃な土壌を好みます。
夏は半日陰、秋～春は日当たりのよい場所が適します。
日当たりが悪いと花つきが悪くなります。
水やりは水切れしないように注意し、春～秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
施肥は肥料切れをおこさないように注意し、元肥を施すほか、春～秋に緩効性化成肥料を置き肥するほか、開花期には2週間に1回液肥も追加するとよいです。
枝先の芽を摘んで、脇芽を増やすと花が多くつきます。
病虫害としてはカイガラムシ、アブラムシ、オンシツコナジラミ、ハダニがあります。