植物図鑑
カユプテ
コバノブラシノキ属
カユプテ
学名:
Melaleuca cajuputi subsp. cumingiana
〔基本情報〕
原産地では沿海地の湿地林にはえ、高さ10~25m、ときに40mにもなる常緑小高木~高木。
樹皮は灰白色で紙状にはがれます。
新芽にははじめ絹毛がはえますが、のちに無毛となります。
葉は互生する単葉で、長さ4~20cm、幅1~2cmの長楕円形~披針形で、両端がとがり、革質です。
葉には油点があり、傷つけると芳香を放ちます。
葉の縁は全縁です。
長さ3~10cmほどの円柱形の穂状花序を出し、白~クリーム色の雄しべがめだつ花をつけます。
花弁は5個ありますが開花後すぐに落ちます。
雄しべは7~9個ずつ束生したものが5束あります。
果実は長さ0.3cmほどのカップ状の蒴果です。
〔利用〕
葉や小枝から精油が得られます。
原産地では樹皮や精油が薬用として利用され、葉をハーブティーにします。
材は燃料や炭の原料、ボートや支柱などの用材に用いられます。
〔栽培〕
増殖は実生と挿木によります。
日あたりと水はけのよい土壌を好み、暖地であれば戸外で越冬可能で、沖縄では公園などに植栽されています。
霜に当たると葉が傷みます。
施肥は春~秋に緩効性肥料を施します。
病虫害は特にはありません。
名前
カユプテ、cajuput、white samet
生活型
小高木、高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月、6月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
東南アジア(ミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア:スマトラ、西ジャワ、カリマンタン南西部)
形状
直立、分枝
草丈・樹高
10000〜25000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
穂状花序
花弁の数
花の色
黄白、白
花径
花序の長さ
30〜100
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
9a〜11b
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
飲用、精油、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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