植物図鑑
ビヨウタコノキ
タコノキ属
ビヨウタコノキ
学名:
Pandanus utilis
〔基本情報〕
海沿いでみられる高さ20mになる常緑高木。
太い支柱根を出します。
枝はまばらに出て、横に広がり、葉が落ちた痕が輪状に残ります。
葉は幹や枝先に3列生しますが、幹や枝がねじれるのでらせん状についてみえます。
葉は長さ0.5~1m、幅5~7.5cmの線状披針形となり、縁に赤みを帯びた小さな刺があります。
雌雄異株です。
日本では春~秋に開花しますが、開花時期は一定ではありません。
雄花序は肉穂花序が円錐形に集まり、クリーム色の総苞が数個つきます。
雌花序は楕円形の肉穂花序になり、総苞が十数個つきます。
花には萼も花冠もありません。
果実は多数があつまって長さ15~20cmで広楕円形のパイナップルに似た形になる集合果で、黄赤色に熟します。
〔利用〕
葉は屋根を葺いたり、籠や敷物手芸品の材料になります。
〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿木によります。
沖縄や小笠原などでは露地栽培可能です。
風や潮風に非常に強く、乾燥にも耐えます。
水はけがよい腐植質の土壌に植えます。
鉢植えは春~秋はよく日に当て、冬は室内の日当たりのよい場所に取り込みます。
日陰にも耐えますが、日当たりが悪いとひょろひょろと軟弱になります。
水やりは鉢植えの場合は春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
葉の間に水が溜まらないようにします。
施肥は春~秋に2週間に1回、液肥を施します。
病虫害としては葉枯病、カイガラムシ、ハダニなどがあります。
名前
ビヨウタコノキ(美葉蛸木)、アカタコノキ(赤蛸木)、アカダコ(赤蛸)、フチベニタコノキ(縁紅蛸木)、common screwpine
生活型
高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月、7月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
マダガスカル
形状
直立
草丈・樹高
20000mm
葉の形
葉の生え方
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
肉穂花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
橙
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐乾性、耐風性、耐潮性
用途適性
鉢植、公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
10b〜12b
病害
葉枯病
虫害
カイガラムシ、ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
22057
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