植物図鑑
パフィオペディラム
トキワラン属
パフィオペディラム
学名:
Paphiopedilum
〔基本情報〕常緑多年草。
多くは地生ランですが、着生のものもあります。
茎はごく短く、数個の単葉が互生します。
葉は長楕円形~長舌形で、厚みがあり、全縁です。
葉に斑がはいる種類もあります。
花茎は葉の中心から出て、直立~弓状にのび、1~数個の花をつけます。
花は背萼片が大きく発達し、側萼片は小さく目立たないことが多く、側花弁の形は変化に富みます。
唇弁が袋状に発達します。
交配種も多く、花色は紫褐色、黄色、緑色、白色などがあります。
花の寿命は長く、一か月ほど咲きます。
開花時期は種によって異なり、真夏以外はいずれかの種類が咲いています。
〔栽培〕増殖は株分けによります。
系統によって栽培条件が異なりますが、一般的には半日陰で風通しがよく、空中湿度の高い環境を好みます。
冬越しには10~15℃程度を保つのが無難です。
素焼き鉢を用いて水苔単体に植え込みます。
吊り下げて栽培するとよいです。
秋~冬は日当たりのよい場所に置き、真夏は50%程度遮光をします。
水やりは春~秋は毎日、気温の高い時期は朝夕1回ずつ、冬は2~3日に1回やります。
空中湿度が高い環境を好み、乾燥すると葉が落ちやすくなるので、真夏以外は霧吹きで水をかけるようにします。
特に冬は乾燥するので頻繁に霧吹きするか、加湿器を置くとよいです。
施肥は初夏~秋に薄めた液肥を10日に1回施します。
花茎が伸びてきたら支柱を立てます。
病虫害としては風通しが悪いと軟腐病が発生します。
〔備考〕属名略称は「Paph.」。
属間交配種が多いラン科では、交配式の簡素化と混乱防止の観点から主要な属名の略称が決められていることがあります。
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