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植物図鑑

ギョリュウ

ギョリュウ属 ギョリュウ
学名: Tamarix tenuissima

〔基本情報〕
塩分を含む乾燥地や湿地、河岸、海岸などに分布する高さ3~6mほどの落葉低木または小高木。
塩生植物で、枝や葉に塩腺をもち、余分な塩分を排出します。
枝は細く、密に出て、立ち上がるか垂れ下がります。
老木になるほど垂れ下がる枝が増えます。
葉は互生する単葉で、長さ1~3mmほどの細い鱗片状で枝全体を覆うようにつきます。
ほぼ円筒形になる複総状花序を出し、淡い紅色の小さな4~5弁花を多数密につけます。
春に出る花序は前年に出た枝に、それ以降に出る花序は春に伸びた枝に出ます。
果実は蒴果です。

〔来歴〕
江戸時代に中国から渡来しました。

〔利用〕
若い枝の葉を薬用とします。

〔栽培〕
増殖は挿木と取木により、いずれも容易です。
大木での移植も可能です。
日当たりと水はけがよく、湿り気のある肥沃な場所が適します。
池の縁や水路際などがよいです。
丈夫で、極端に乾燥する場所や水が停滞する場所でなければ栽培は容易です。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は地植えの場合は痩せ地でなければ特に必要ありませんが、寒肥として油かすか緩効性化成肥料を少量与えてもよいです。
鉢植えの場合は寒肥のほか、春~夏に1~2回、油かすか緩効性化成肥料を施します。
強い刈込にも耐えますが、枝抜き程度にして自然樹形で育てるほうがよいです。
病虫害としてはテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)があります。

名前
ギョリュウ(檉柳、御柳)
生活型
低木、小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
4月、5月、6月、7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国
形状
直立、分枝、枝垂れ
草丈・樹高
3000〜6000mm
葉の形
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
4、5
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐乾性、耐塩性
用途適性
盆栽、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19552
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