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植物図鑑

イヨカン

ミカン属 イヨカン
学名: Citrus iyo

〔基本情報〕果樹として栽培される常緑樹。
小枝が密に出ます。
互生する葉は単葉のようですが、複葉が退化したものです。
花は短い総状花序につき、白色の5弁花で芳香があります。
多数の雄しべが花糸の中部まで合生し雄ずい筒をつくります。
果実は扁球形で果重250~300g、濃い橙色に熟します。

〔来歴〕1886年(明治20年)に現在の山口県萩市で中村正路によって発見された偶発実生です。
1888年(明治22年)に愛媛県の三好保徳が持ち帰って増殖し、松山市を中心に栽培されるようになりました。

〔利用〕果実を果物として食べます。

〔栽培〕増殖は接木によります。
日当たりと水はけ、水もちのよい場所を好みます。
寒さを嫌うので、冬の北風をさけられる建物の南側に植えるとよいです。
家庭果樹としては関東中南部まで露地栽培可能です。

幼木のうちは移植容易ですが、成木では困難です。

水やりは地植えの場合、晴天が続いて乾燥しないかぎりは必要ありません。
施肥は春と秋に有機質の肥料か速効性がある化成肥料を施します。
枝が繁りすぎて、樹冠の内部が日照不足となると枝が枯れます。
枯れ枝は病虫害の原因となり、実つきも悪くなることから、3月頃に適度に製枝・剪定し、内部まで日が当たるようにします。
実が多くついた場合は7~8月に摘果をおこないます。
病虫害としては黒点病、かいよう病、ミカンハモグリガ、カイガラムシ、ハダニ、アブラムシなどがあります。
アゲハチョウの幼虫の食草です。

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名前
イヨカン(伊予柑)、紅蜜柑、穴門蜜柑、伊予蜜柑
生活型
低木、小高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
11月、12月、1月、2月
形状
直立、分枝
葉の形
特殊
葉の生え方
互生
花のつき方
総状花序
花弁の数
5
花の色
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
繁殖方法
接木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
耐候性
耐暑性、非耐寒性
用途適性
公園・庭園
病害
黒点病、かいよう病
虫害
ミカンハモグリガ、カイガラムシ、ハダニ、アブラムシ
香り
柑橘系
味覚
酸味
食用
有用
食用
動物との関わり
アゲハチョウの幼虫の食草
日本花き取引コード
22559
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