植物図鑑
ソラマメ
ソラマメ属
ソラマメ
学名:
Vicia faba
〔基本情報〕
直立する高さ50~100cmの一年草または越年草。
茎は株元からよく枝分かれして、断面は四角形で中空です。
葉は互生する偶数羽状複葉です。
葉腋に径3cmほどで白~淡い紫色に黒い斑紋がある蝶形花が1~5個つきます。
果実は長さ10~30cmで扁平な長楕円形の豆果で、直立してつきます。
種子(豆)は2~4個はいり、大きく、扁平な腎臓形です。
〔来歴〕
古くから栽培され、北アフリカ~西南アジアの地中海沿岸地域から南アジアが起源と考えられています。
〔栽培〕
関東以南では秋播き、高冷地や寒冷地では春播き栽培にし、直播しますが、ポリポットで発芽させて、苗が小さいうちに定植することも可能です。
生育適温が16~20℃で、20℃を超えると生育が衰え、花芽が出てからの寒さにも弱いです。
また土が乾燥することを嫌います。
日当たりと水はけのよい場所で育てます。
病虫害としては立枯病、モザイク病、赤色斑点病、輪紋病、さび病、褐斑病、アブラムシ、ソラマメゾウムシなどがあります。
また、連作障害に注意が必要です。
〔備考〕
莢が空に向かってつくので「空豆」、蚕がまゆをつくるころに実る、または若い莢が蚕のような形をしているので「蚕豆」と書くとされます。
名前
ソラマメ(蚕豆、空豆)、ノラマメ(野良豆)、ナツマメ(夏豆)、コヤマメ(高野豆)、テンマメ(天豆)、シガツマメ(四月豆)、broad bean、fava bean、faba bean、field bean、bell bean、tic bean
生活型
一年草、越年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
9月、10月、3月、4月
花咲く季節
実のなる季節
5月、6月、7月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
西南~南アジア、北アフリカ
形状
直立
草丈・樹高
500〜1000mm
葉の形
偶数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
紫、青
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
花壇、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
立枯病、モザイク病、赤色斑点病、輪紋病、さび病、褐斑病
虫害
アブラムシ、ソラマメゾウムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23519
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