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植物図鑑

キンリョウヘン

シュンラン属 キンリョウヘン
学名: Cymbidium floribundum

〔基本情報〕
常緑多年草。
半着生・半地生のランです。
偽鱗茎をもち、根は太い紐状です。
葉は6~7枚が互生して、長さ20~30cm、幅0.6~1.5cmの細長い線形で革質、直立または弓状に曲がります。
総状花序を出し、20個ほどの花をつけます。
花は紫褐色で、萼片と側花弁がほぼ同形同色となります。
唇弁は3裂し、中央の裂片は幅広で模様があります。
花には独特の芳香があります。

〔来歴〕
古くから斑入りの園芸品種が多く作られ、明治時代と第二次世界大戦前に栽培のブームがありました。

〔利用〕
花にニホンミツバチを引き寄せる香りがあるため、春にニホンミツバチの分蜂群を捕獲するため、趣味家の間で利用されます。

〔栽培〕
増殖は株分けによります。
素焼鉢で栽培し、水苔か、軽石を混ぜたバーク、観葉植物の土、蘭用の土などを用います。
比較的丈夫なので土質はあまり選びません。
鉢は脚つきのものにするか、棚に置き、鉢底の通気をよくします。
秋~春は日当たりのよい場所、夏は半日陰の風通しの良い場所に置きます。
冬は強い北風や霜、雪を避けるようにしますが、ある程度低温に置かれないと開花が遅れたり、花が咲かないことがあります。
水やりは過湿にならないよう、植込み材の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
花芽が出てきてからは、花芽に水がかからないようにします。
施肥は春と秋に2000倍に薄めた液肥を月1回程度与えるか、緩効性化成肥料を少量置き肥します。

名前
キンリョウヘン(金陵辺)、タイワンキンリョウヘン(台湾金陵辺)、蜜蜂蘭、yellow margin orchid、golden leaf-edge orchid、golden-edged orchid
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生、着生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国(長江以南)、台湾
形状
草丈・樹高
葉の形
線形
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
6
花の色
茶、紫
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要、水苔
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
花にニホンミツバチを引き寄せる香りがあります。
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
18876
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