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植物図鑑

トルコギキョウ

トルコギキョウ属 トルコギキョウ
学名: Eustoma grandiflorum

〔基本情報〕一年草、二年草または短命な多年草。
全体が灰緑色です。
葉は根出するか対生する単葉で肉厚、卵形~長楕円形で全縁です。
茎に出る葉は無柄で、しばしば基部が茎を抱きます。
花は上部の葉腋に単生または円錐状の花序につきます。
花冠は鐘形で5~6深裂し、青~白色ですが、園芸品種では花色は多彩で八重咲もあります。
雌しべの柱頭は2唇状に分裂し、雄しべは5~6個です。
長い花柄があります。
果実は蒴果です。

〔来歴〕19世紀頃イギリスに導入されました。
当初の属名はLisianthus(リシアンサス)であったため、現在もこの名でよばれることがあります。
日本へは昭和10年代に導入され、品種改良がすすめられました。
現在では品種のほとんどが日本で作出されたものとなっています。
トルコギキョウという名の由来には、花の色によるもの、花の形によるものなど諸説ありますが、はっきりしたことは分かっていません。

〔栽培〕日当たりと水はけがよい有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
多湿を嫌います。
開花時には週1回程度液肥を施します。
咲き終わった花は株の消耗や病気の発生を防ぐためにもこまめに花がら摘みをおこないます。
花が一通り咲き終わったら株元から3~4節残して大きく切戻すと、脇芽が出て二番花が楽しめます。
種子からの育苗は温度管理が難しいため開花苗を購入して育てる方が一般的です。
播種は9~10月におこないます。種子は非常に細かく、発芽に光を必要とする好光性をもつので、播種は播種用の用土におこない、土で覆わずに、土を乾かさないよう底面給水をおこないます。発芽には25℃程度の温度が必要ですが、育苗時は15℃前後を保つようにします。
冬期は凍らせないように管理します。
育苗後、3~5月に苗を植えつけます。
花芽が伸びてくるまでは、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。
病虫害として灰色かび病、アブラムシ、ヨトウムシ、コナガ、ナメクジなどがあります。

名前
トルコギキョウ、リシアンサス、ユーストマ、Eustoma、Lisianthus、Texas bluebell、prairie gentian、tulip gentian、gentian
生活型
一年草、二年草、多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
9月、10月、3月、4月、5月
花咲く季節
3月、4月、5月、6月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
北アメリカ南西部~南アメリカ北部、西インド諸島
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生、根生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生、円錐花序
花弁の数
花の色
黄白、青、紫、桃、白、複色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
アルカリ性、中性
耐候性
用途適性
切花
ハーディネスゾーン
病害
灰色かび病
虫害
アブラムシ、ヨトウムシ、コナガ、ナメクジ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
13783
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