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植物図鑑

アンズ

アンズ属 アンズ
学名: Armeniaca vulgaris

〔基本情報〕古くに薬用として渡来した高さ5~10mになる落葉小高木。
樹皮には赤みがあり、若枝は褐紫色で無毛です。
葉は互生する単葉で、広卵形~卵円形で、葉の縁に細かい鋸歯があります。葉の基部はまるく、腺点があり、葉脈の基部に毛があるほかは無毛です。
葉柄はウメより長く、ときに腺点があります。
花は前年の枝に1~2個つき、淡紅色の5弁花で、葉が出る前に咲きます。
花柄はありません。
果実は淡緑黄色~黄橙色に熟します。

〔利用〕果実をドライフルーツやジャムなどに加工します。
種子である仁は生薬や食用にされます。

〔来歴〕前漢時代にペルシアを経てギリシャにわたり改良がすすんだヨーロッパ系品種群と東アジア品種群があります。今では果樹としての改良がすすみ各地で栽培されています。
日本には薬用として渡来し『万葉集』にすでにその名があります。

〔栽培〕日本では冷涼な地方での栽培に適し、日当たりと排水のよい場所を好みます。
肥沃な土壌で生育がよいですが、耐乾性もかなりあります。
増殖はおもに接木によります。
病害虫として黒星病、胴枯病、アブラムシやコスカシバなどがあります。

名前
アンズ(杏)、カラモモ(唐桃)、apricot
生活型
小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
1月、2月、3月、11月、12月
花咲く季節
3月、4月
実のなる季節
6月、7月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国
形状
直立
草丈・樹高
5000〜10000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
5
花の色
花径
花序の長さ
実の色
緑、黄、橙
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
接木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植、切花、公園・庭園、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
黒星病、胴枯病
虫害
アブラムシ、コスカシバ
香り
味覚
甘味、酸味
食用
毒性
有用
食用、薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
『万葉集』にその名があります。
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
11577
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