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植物図鑑

トウガン

トウガン属 トウガン
学名: Benincasa hispida

〔基本情報〕巻きひげをもつ、つる性の一年草。
茎葉とも白色の毛が密生します。
葉は互生する単葉で、心臓状卵形で大きく切れ込み、葉縁に歯状の鋸歯があります。
花は葉腋に単生し、雄花と雌花があります。雄花雌花とも径7~8cmで黄色く、萼片は反転します。
果実は長さ30~80cm、重さは3~10kgと非常に大きく、円形~長楕円形で、若いうちは粗い毛がはえますが、成熟すると毛はなくなり、白い蝋質の粉で覆われます。
果肉は白く、果実の約95%は水分です。

〔来歴〕熱帯アジアあるいはインド原産とされ、3世紀ごろに南方から中国に入りました。
またヨーロッパへは16世紀に伝わりましたがほとんど普及しませんでした。
日本には古くに渡来し、『本草和名』(918年)に記載があります。

〔利用〕果実を食用にします。味が淡泊なので吸い物の実やあんかけなどにされます。
貯蔵性が高く、夏に収穫した後、涼しい場所に置いておけば翌春まで貯蔵できます。

〔栽培〕排水と日当たりのよい場所を好み、乾燥を嫌います。
果実が大きくなりだしたら肥料切れさせないように注意します。
病害虫としてはうどんこ病やアブラムシ、ハダニがみられ、高温期に株が蒸れると発生しやすくなります。

名前
トウガン(冬瓜)、カモウリ、トウガ、white gourd、wax gourd
生活型
つる性草本
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月
実のなる季節
6月、7月、8月、9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
花の色
花径
70〜80
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
うどんこ病
虫害
アブラムシ、ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
58461
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