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植物図鑑

ビカクシダ

ビカクシダ属 ビカクシダ
学名: Platycerium bifurcatum

〔基本情報〕樹上や岩上に着生する大型の常緑シダ。
乾季と雨季がある地域に多く分布します。
葉には基部にある扁平な貯水葉(裸葉、外套葉とも)と、鹿の角を思わせる胞子葉の2タイプがあります。
根茎は太く、鱗片と多くの細い根と葉をつけます。
葉は互生します。
貯水葉は径20~30cmほどで着生する樹に密着し、下部はまるく、上部が直立して浅く裂けるものと、まるいものとがあります。内部に貯水組織をもち、早くから褐色になりますが脱落しません。
胞子葉は60~100cmほどで革質、上半分が扇形に広がる楔形で、2~5回叉状に分岐します。
葉の裂片は扁平でひも状です。
胞子嚢は葉の末端裂片の先端から基部まで、ときにはさらに下部までつきます。

〔栽培〕増殖は株分けによりますが、胞子からの増殖も可能です。
高温多湿の半日陰を好みますが、冬期は乾燥気味にすれば0度近くでも耐えます。
鉢植えではヘゴチップ等を詰め、水苔ではさんで固定します。ヘゴ板つけは水苔を間にはさんで紐で固定します。
株が大きくなり下部が貯水葉で覆われるようになると排水が悪くなり株が弱るので、貯水葉に水抜き用の穴をあけるか株分けをおこないます。
害虫としてカイガラムシがつくことがあるので見つけ次第、補殺したほうがよいです。
〔備考〕胞子葉の形をオオジカ(麋)の角にたとえた名です。

名前
ビカクシダ(麋角羊歯)、コウモリラン(麋角羊歯)、common staghorn fern、elkhorn fern、staghorn fern
生活型
シダ
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
着生
良く似た植物
コウモリラン
植え付け(または播種)季節
5月、6月、7月、8月、9月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
東南アジア-オーストラリア北部・東部、太平洋諸島
形状
草丈・樹高
葉の形
特殊
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑、茶
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
土の必要性
不要
土壌酸度
耐候性
非耐寒性
用途適性
ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
虫害
カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
22975
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