植物図鑑
ミツバ
ミツバ属
ミツバ
学名:
Cryptotaenia canadensis subsp. japonica
〔基本情報〕高さ30~90cmほどになる多年草。
山野の林内~林縁の湿った場所にはえます。
根茎は短く、太い根があります。
茎は直立して、上部で枝分かれします。
葉は互生する3出複葉で、小葉は卵形、表裏とも光沢があります。
葉の縁には重鋸歯があります。
葉柄は根出葉と茎の下部の葉では長く、上部の葉では短いです。
葉柄の基部は膜状の葉鞘となり、茎を包みます。
花は枝先の複散形花序につき、小さな白色の5弁花です。
果実は長楕円形で黒く熟します。
〔来歴〕日本原産の野菜のひとつで、江戸時代の享保年間に葛飾の水元町で軟化栽培が、天保年間には促成軟化栽培がはじまりました。
〔利用〕茎葉に芳香があり、香味野菜として利用します。
また、しもやけなどの民間療法にも利用されます。
〔栽培〕増殖は実生によります。
日当たり~半日陰で水はけのよい場所で栽培します。
日当たりが悪いと香りが弱くなります。
また暑さに弱いので夏の直射日光は避けたほうがよいです。
霜にあたると地上部が枯れることがあります。
種をまく際、覆土はごく薄くします。発芽までの間は水切れをおこさないようにこまめに水やりをおこなう必要があります。
やや湿り気のある土壌を好み、乾燥が苦手なので土の表面が乾いたら水を与えます。
本葉が数枚出たら追肥として化成肥料を1~2週に一度、少量ずつ与えます。
収穫は株元5cmほどを残して切り取れば、新たな芽が出てきて、ふたたび収穫できます。
病害虫として菌核病、ネマトーダ、アブラムシなどがあります。
名前
ミツバ(三葉)、ミツバゼリ(三葉芹)、mitsuba
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月、6月、9月
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~琉球)、千島、サハリン、朝鮮、中国
形状
草丈・樹高
300〜900mm
葉の形
3出複葉
葉の生え方
互生
縁の形
重鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
複散形花序
花弁の数
5
花の色
白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
花壇、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
菌核病
虫害
ネマトーダ、アブラムシ
香り
味覚
食用
葉、茎
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23557
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