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植物図鑑

モクシュンギク

モクシュンギク属 モクシュンギク
学名: Argyranthemum frutescens

〔基本情報〕原産地では海岸にはえる高さ60~100cmの多年草。
茎の基部は木質化し、全体に無毛です。
葉は互生し、羽状に深く切れ込みます。
頭花は葉腋に単生し、径5cmほどです。
頭花の周縁につく舌状花は白色、中心の筒状花は黄色です。
果実は痩果です。

〔来歴〕ヨーロッパに1699年にはいり、日本では1884年に『日本植物名彙』に記載があり、明治時代に‘在来白’という品種が導入されました。
一般にマーガレットとして流通するものにはモクシュンギクのほかに、モクシュンギクとシュンギクやハナワギクなど近縁の種を交配させた園芸品種があります。

〔栽培〕増殖は実生、挿芽によります。
耐寒性が弱く、夏の高温多湿も嫌います。
霜がおりない地域であれば戸外越冬が可能です。
水はけがよく肥沃な土壌を好み、酸性土壌を嫌います。
鉢植えの場合は冬~春までは日当たりのよい室内に置き、初夏から秋は戸外の日向に置きますが、梅雨時から真夏は雨があたらず風通しのよい半日陰の場所に置くとよいです。
地植えにする場合は、日当たりがよく、冬に寒風があたらない場所に植えつけ、冬は敷きわらやビニールハウスで防寒をします。
水やりは真夏は控えめにし、それ以外の季節は土の表面が乾いたら与えるようにします。
肥料は元肥のほか、緩効性化成肥料を春と秋に1回ずつ施します。
病虫害としては萎凋病、立枯病、アブラムシ、ヨトウムシなどがあります。
連作をすると立枯病がおこりやすくなります。

名前
モクシュンギク(木春菊)、マーガレット、キダチカミルレ、Paris daisy、marguerite、marguerite daisy
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月、9月、10月
花咲く季節
11月、12月、1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
カナリア諸島
形状
草丈・樹高
600〜1000mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
花の色
白、黄
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿芽
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
アルカリ性、中性
耐候性
耐潮性、非耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
萎凋病、立枯病
虫害
アブラムシ、ヨトウムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
14243
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