紫で彩るアケビnew12月の過去記事

ノブキ

キク科 ノブキ属

Adenocaulon himalaicum

〔基本情報〕
山地の木陰でみられ、高さ30~100cmになる多年草。
横に這う根茎があります。
茎は上部で枝分かれし、柄のある腺体がつきます。
葉は地際に集まって互生する単葉で、長さ5~13cm、幅9~22cmの三角状心形となり、葉先はややとがり、裏面には白い綿毛が密にはえます。
長い葉柄をもち、葉柄には狭い翼があります。
小さな白い頭状花序が枝先につき、円錐状の花穂となります。
頭状花序は筒状花のみからなり、周辺部に7~11個ある小花は雌花で花冠は4~5裂し、内側に7~18個ある小花は雄性の両性花となり花冠は5裂します。
総苞は半球形で、総苞片は5~7個あります。
雌花のみが結実し、中心の両性花は結実せずに落ちるため、果実(痩果)は放射状に並びます。
痩果は棍棒状で冠毛はなく、黒く熟します。
痩果の上部には柄のある腺体があって粘り、動物や衣服について散布されるため山道沿いでもよくみられます。

〔利用〕
新芽を山菜とするほか、茎や葉が薬用に用いられます。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
半日陰で、水はけがよく、適度に湿り気のある場所が適します。
名前 ノブキ (野蕗)
花咲く季節 ? 8月、9月、10月、11月
分布または原産地 ? 日本(北海道~九州)、台湾、朝鮮、中国~ヒマラヤ、ウスリー、サハリン
生活型 ? 多年草
生活様式 ? 地生
植え付け(または播種)季節 ? 2月、3月、9月、10月
草丈・樹高 ? 300〜1000mm
葉の形 ? 単葉(不分裂葉)
葉の生え方 ? 互生
花のつき方 ? 頭状花序
花の色 ?
葉の色 ?
種苗の入手難易度 ?
種苗の入手形態 ?
繁殖方法 ?
日照条件 ? 半日陰
水分の必要性 ? 普通
土の必要性 ? 必要
耐候性 ? 耐寒性
用途適性 ? グラウンドカバー、公園・庭園
食用 ?
有用 ? 薬用、食用
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