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植物図鑑

オオバナイトタヌキモ

タヌキモ属 オオバナイトタヌキモ
学名: Utricularia gibba

〔基本情報〕
貧栄養の水中や湿地でみられる多年草。
食虫植物です。
根はもたず、浮遊性ですが、湿地では地下に茎をのばしてマット状に生育します。
茎は0.2~1mmほどとごく細く、よく枝分かれして20cm以上伸びます。
葉は互生し、二叉分岐して、長さ0.5~1.5cmの糸状となります。
葉には少数の捕虫嚢をつけます。
捕虫嚢は径1~2.5mmほどの卵形で、内側に開く弁があり、ミジンコなど小動物が近づくと、弁が開いて、これらを吸い込みます。
水上に直立する花茎に総状花序をつけます。
花は径0.6~1.2cmほどの黄色い唇形花で、下唇の基部はふくらみ、赤褐色の斑紋がはいることが多いです。
花の後ろに距があります。
果実は蒴果です。

〔来歴〕
1930年代に観賞魚に随伴して持ち込まれ、以降観賞用に導入されたものが逸出したり、他の水草に随伴して持ち込まれたものが帰化しています。

〔栽培〕
増殖は株分けによります。
水深10cm以上になる容器で浮遊させて育てるか、睡蓮鉢などに田土をいれてマット状に生育させます。
日当たりがよい場所を好みますが、夏の直射日光で水温があがったり、色があせるときは半日陰に移動させます。
施肥は特に必要ありません。
病虫害は特にありません。

名前
オオバナイトタヌキモ(大花糸狸藻)、humped、floating bladderwort
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
水生
良く似た植物
ミカワタヌキモ
植え付け(または播種)季節
4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月
花咲く季節
7月、8月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
世界の熱帯~温帯
形状
草丈・樹高
葉の形
特殊
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
湿潤
土の必要性
必要、不要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
75084
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