植物図鑑
ハマゴウ
ハマゴウ属
ハマゴウ
学名:
Vitex rotundifolia
〔基本情報〕
海岸の砂浜や礫の多い浜に群生する高さ30~70cmの落葉小低木。
全体に芳香があります。
茎には4稜があり、長く伸びて枝分かれし、砂の中を這って広がります。
枝は斜上または直立します。
若い枝には灰白色の短毛が密にはえます。
葉は対生する単葉で、長さ3~6cm、幅2~4cmの広卵形~楕円形になり、微細な毛が密にはえて表面は灰緑色、裏面は灰白色になります。
葉の縁は全縁です。
0.5~1cmの葉柄があります。
枝先に長さ4~6cmの短い円錐花序を出し、萼とともに灰白色の短毛が密にはえます。
花は淡い青紫色で、花冠は長さ1.2~1.6cmの漏斗状で先が二唇状に5裂します。
花冠の外側には白い短毛がはえます。
雄しべは4本あり、花の外に突き出します。
果実は径5~7mmで灰褐色の球形で、果皮がコルク質で軽く、海水に浮いて散布されます。
〔利用〕
果実を蔓荊子(マンケイシ)とよび、生薬として利用します。
入浴剤として使ったり、枕の詰め物にもされました。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
日当たりと水はけのよい土壌が適します。
名前
ハマゴウ(蔓荊、浜栲、浜香)、ハマハイ(浜這)、roundleaf chastetree、beach vitex
生活型
低木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州-琉球)、朝鮮、台湾、中国中部・南部、インドシナ、マレーシア、太平洋諸島、オーストラリア
形状
匍匐
草丈・樹高
300〜700mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
花の色
青、紫
花径
花序の長さ
40〜60
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
グラウンドカバー、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、浴用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
16739
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事