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植物図鑑

ホソバウンラン

ウンラン属 ホソバウンラン
学名: Linaria vulgaris


〔基本情報〕
道端や草地にはえ高さ15~90cmになる多年草。
全体に粉白色を帯びます。
茎は根元からよく枝分かれします。
葉は対生または輪生し、茎の上部では互生する単葉です。
葉は長さ2~6cm、幅0.1~0.5cmの披針形で、全縁です。
葉柄はありません。
茎先に短い総状花序を出し、花序の下から順に花を咲かせます。
花は淡い黄色で、花冠は2唇形、上唇は直立して2裂し、下唇は3裂して大きく、基部は盛り上がって黄橙色となります。
花の後ろ側には、真下に長く伸びる距があります。
果実は径0.5~1.1cmで球形の蒴果となり、熟すと不規則に裂けます。
種子には翼があります。

〔来歴〕
明治~大正時代に観賞用や薬用植物として導入されたものが各地で帰化しています。

〔利用〕
全草を薬用とします。

〔栽培〕
増殖は株分けと実生によります。
日当たりがよく、水はけと通気性のよい土壌を好みます。
酸性土壌と多湿を嫌います。
水やりは鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は元肥を施すほか春に緩効性化成肥料を置き肥します。
チッ素過多になると間延びして倒れやすくなるので、肥料は控えめにするか、チッ素分の少ないものを用います。
病虫害は特にありません。

名前
ホソバウンラン(細葉海蘭)、セイヨウウンラン(西洋海蘭)、ホザキウンラン(穂咲海蘭)、common toadflax、yellow toadflax、butter-and-eggs
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、10月、11月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ~北アジア
形状
草丈・樹高
150〜900mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生、輪生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
黄、黄白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
アルカリ性、中性
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
15510
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