植物図鑑
トウネズミモチ
イボタノキ属
トウネズミモチ
学名:
Ligustrum lucidum
〔基本情報〕
25mほどになる常緑高木。
葉は対生する単葉で、長さ6~17cm、幅3~8cmの卵状楕円形で、全縁です。
枝先に長さ8~20cm、幅8~25cmの集散円錐花序を出し、花を多数つけます。
花は長さ3~4mmで白色、花冠は4裂します。
果実は長さ7~10mm、幅4~6mmの卵状楕円形で黒紫色に熟します。
〔利用〕
果実を強壮剤として薬用にします。
しばしばイボタカイガラムシというカイガラムシがつき、この虫の分泌した蝋(イボタ蝋)もワックスや薬用にします。
〔栽培〕
増殖は実生と挿木によります。
日当たりと水はけがよいやや湿った場所を好みますが、土質は特に選ばず、日陰にも耐えます。
丈夫で容易に育ちます。
水やりは真夏に晴天が続いてひどく乾燥しないかぎりは必要ありません。
施肥も特に必要ありませんが、葉の色が悪くなった場合は寒肥として緩効性化成肥料を施します。
刈込にもよく耐えます。
病虫害としては斑紋病、イボタカイガラムシなどがあります。
〔備考〕
ネズミモチに似ますが、より丈が高く、葉や花序が大きく、葉の質が薄く、葉先が細長くとがり、葉を陽に透かすと側脈がはっきりと透けて見える点で区別できます。
名前
トウネズミモチ(唐鼠黐)、broad-leaf privet、Chinese privet、glossy privet、tree privet、wax-leaf privet
生活型
高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
ネズミモチ
植え付け(または播種)季節
3月、6月、7月
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
7月、8月、9月、10月、11月、12月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国
形状
直立
草丈・樹高
25000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
白
花径
花序の長さ
実の色
紫、その他
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性、耐陰性、耐潮性、耐排ガス性
用途適性
公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
斑紋病
虫害
イボタカイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
44795
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事