植物図鑑
ヒメアオキ
アオキ属
ヒメアオキ
学名:
Aucuba japonica var. borealis
〔基本情報〕
多雪地の林内や林縁でみられる常緑低木。
アオキより全体に小型で、若い芽や花序に伏した毛が多くはえます。
枝は濃い緑色で、幹は下部からよく枝分かれして直立せずに地際近くを横に這います。
葉は対生する単葉で、広楕円状卵形~広披針形、厚みがあり、表面に光沢があります。
葉の縁には粗い鋸歯があります。
葉は乾くと黒く変色します。
葉柄をもちます。
雌雄異株です。
枝先に円錐花序を出します。
花は小さな4弁花で、紫褐色です。
雄花には雄しべが4本と花盤があり、雌花には角状の子房があります。
雌株には果実がつき、果実は楕円形の核果で赤く熟します。
〔利用〕
葉を民間薬として利用します。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木、取木によります。
実生の場合は完熟した果実を採り、果肉を水でよく洗い流して、とりまきとします。
栽培は容易です。
日向から日陰まで生育できますが、夏の強い直射日光にあたると葉焼けをおこすことがあります。
やや湿り気のある肥沃な土壌を好み、水はけが悪いと根腐れをおこすことがあります。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
施肥は春に緩効性化成肥料を株元に施します。
剪定は嫌いますが、おこなう場合は、節の上で切ります。
病虫害としては褐斑病、炭そ病、カイガラムシ、チャノホコリダニ、アオキミタマバエなどがあります。
名前
ヒメアオキ(姫青木)
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、6月、7月、9月
花咲く季節
3月、4月、5月
実のなる季節
11月、12月、1月、2月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道南西部、本州:日本海側の多雪地)
形状
分枝
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
4
花の色
茶、紫
花径
花序の長さ
実の色
赤
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰、日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐陰性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
褐斑病、炭そ病
虫害
カイガラムシ、チャノホコリダニ、アオキミタマバエ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
54895
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