植物図鑑
スイスチャード
フダンソウ属
スイスチャード
学名:
Beta vulgaris var. cicla
〔基本情報〕
一年草または越年草。
全体に無毛で、根は肥大しません。
葉には根出葉と茎に互生する葉があります。
根出葉はロゼットを形成し、葉柄を含めて長さ30cmほどの卵形~長楕円形となり、肉厚で、葉脈に沿ってやや縮れます。
根出葉の葉柄は太く、葉脈とともに赤や黄色、白、橙色などに色づきます。
円錐状の穂状花序を出し、小さな緑色の花をつけます。
花には花弁はなく、雄しべは5個あります。
萼は5裂し、宿存して果実を包みます。
〔来歴〕
日本には17世紀に中国から渡来したとされます。
〔利用〕
野菜として利用します。
〔栽培〕
日当たりと水はけ、風通しのよい場所を好みます。
酸性土壌を嫌います。
発芽適温は25℃前後です。
1個の種子から2~3株発芽するので、発芽後と本葉が1~2枚出た後、3~4枚出た後の2~3回間引きをします。
水やりは発芽までは土が乾かないよう注意が必要ですが、本葉が出た後はやや乾かし気味のほうがよいです。
施肥は元肥を施せば、控えめでよいです。
土が湿りすぎたり、肥料の窒素分が多いと病虫害が出やすくなります。
病虫害としては立枯病、ヨトウムシなどがあります。
葉が成長しすぎるとかたくなってアクも強くなるので、食用にする場合は若い葉をかき取るように収穫します。
〔備考〕
ほぼ一年中絶えず収穫できるため、不断草、何時菜、常菜などの呼び名があり、他にも様々な地方名があります。
名前
スイスチャード、フダンソウ(不断草)、テーブルビート、トウチシャ(唐萵苣)、トウヂシャ(唐萵苣)、トウヂサ(唐萵苣)、フダンナ(不断菜)、イツモナ(何時菜)、ツネナ(常菜)、セイヨウフダンソウ(西洋不断草)、Swiss chard、chard、silver beet、perpetual spinach、beet spinach、seakale beet、leaf beet
生活型
一年草、越年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月、6月、7月、8月、9月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
地中海沿岸地域
形状
草丈・樹高
300mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生、根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
穂状花序、円錐花序
花弁の数
花の色
緑
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
アルカリ性、中性
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
鉢植、花壇
ハーディネスゾーン
病害
虫害
立枯病、ヨトウムシ
香り
味覚
食用
葉
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
49924
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