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植物図鑑

ムシトリナデシコ

マンテマ属 ムシトリナデシコ
学名: Silene armeria

〔基本情報〕荒れ地や河川敷などでみられる高さ20~50cmの一年草または越年草。
帰化植物で北海道~九州まで広くみられます。
茎や葉が白粉に覆われ、全体が灰緑色に見えます。
茎は直立して上部で枝分かれし、花序に近い2~3節のすぐ下に長さ5~15mmほどの粘着部分があります。
葉は対生する単葉で、長さ1.5~5cm、幅0.5~2cmの楕円形~長卵形で基部は茎を抱きます。根出葉もありますが花期にはしおれています。
茎や枝の先に散房花序を出し、多数の花をつけます。
花は径1cmあまりの5弁花で紅紫色、下部は萼に包まれます。
花弁は平らに開いて、先が浅く2裂し、基部に鱗片が2個あります。赤みを帯びた萼筒は長さ1.2-1.5cmあります。雄しべは10個です。
果実は蒴果で、上部が放射状に6裂して細かい種子を出します。

〔来歴〕観賞用として幕末(1929年)導入されたたものが次第に逸出したと考えられます。

〔備考〕粘液を出す食虫植物に例えて、この名がありますが、食虫植物ではありません。

名前
ムシトリナデシコ(虫取撫子)、ハエトリナデシコ(蠅取撫子)、コマチソウ(小町草)、Sweet William catchfly
生活型
一年草、越年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
5月、6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ
形状
直立
草丈・樹高
200〜500mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
散房花序
花弁の数
5
花の色
花径
10
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
水分の必要性
土の必要性
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、花壇、切花、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
31782
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