植物図鑑
シャクチリソバ
ソバ属
シャクチリソバ
学名:
Fagopyrum dibotrys
〔基本情報〕
原産地では標高300~3,200mの谷や草地の斜面などでみられる高さ40~100cmの多年草。
地下に木質の塊茎をもちます。
塊茎から茎が叢生します。
茎は直立して、よく枝分かれし、中空で、ときに褐色を帯びます。
葉は互生する単葉で、長さ4~12cm、幅3~11cmの三角形~心臓形で、しわがあります。
葉の縁は全縁です。
葉柄は2~10cmです。
上部の葉腋から総状花序を出し、径5~6mmの花がつきます。
花弁はなく、白色の萼が4~6裂し、花弁状に目立ちます。
雄しべの葯がピンク色です。
果実は長さ6~8㎜で3稜がある三角錐状の痩果です、黒褐色に熟します。
〔来歴〕
昭和初期に小石川植物園に植栽され、主に薬用植物として薬草園などで栽培されるものが逸出し、各地の路傍や河川敷に野生化しています。
〔利用〕
薬用のほか、若葉を食用とします。
ソバに近縁ですが、実は苦く食用には向きません。
〔栽培〕
増殖は株分けによります。
日当たりと水はけがよく湿潤な場所を好みます。
夏の直射日光に当たると葉やけを起こすことがあります。
放任してもよく育ち、よく殖えます。
名前
シャクチリソバ(赤地利蕎麦)、シュッコンソバ(宿根蕎麦)、ヒマラヤソバ、野菜ソバ、perennial buckwheat
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月
実のなる季節
5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国(雲南省)、ブータン、インド、カシミール、ミャンマー、ネパール、シッキム、ベトナム
形状
草丈・樹高
400〜1000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
白
花径
5〜6
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
花壇
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
葉
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
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