植物図鑑
ハウチワノキ
ハウチワノキ属
ハウチワノキ
学名:
Dodonaea viscosa var. angustifolia
〔基本情報〕
海岸や荒れ地、乾いた尾根筋などでみられる高さ2~4mの常緑低木。
枝は角ばり、よく枝分かれします。
若い枝や葉の両面に腺点が多く、粘ります。
葉は互生する単葉で、長さ5~10cm、幅0.5~2.5cmの倒披針形、質はややかたく、無毛です。
葉の縁は全縁です。
葉柄はほとんどありません。
葉は冬に紅葉します。
雌雄異株または同株です。
枝先に短い円錐花序を出します。
花には雄花と雌花がありますが、ともに花弁はなく、径5mmと小さいです。
萼片が淡い緑黄色です。
果実は蒴果で、3枚の広い翼があります。
〔利用〕
果実はオーストラリアへの移住者がビール醸造のためのホップの代用としていました。
材は堅く、マオリ族が武器や斧の柄などに使用していました。
また薬用にもされます。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
種子は発芽を促進するため、採取したら80℃のお湯に30分浸け、そのまま半日~2日浸けてから播きます。
-5℃程度までは耐えるので、関東地方以南であれば露地栽培可能です。
日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
半日陰にも耐えます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害は特にはありません。
名前
ハウチワノキ(羽団扇木)、ドドナエア、ヒロハハウチワノキ(広葉羽団扇木)、ホップブッシュ、hopbush、hopseed bush
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
8月
実のなる季節
11月、12月
葉の鑑賞期間
11月、12月、1月、2月、3月
分布または原産地
日本(小笠原、琉球:奄美諸島徳之島以南)、世界の熱帯・亜熱帯
形状
分枝
草丈・樹高
2000〜4000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
花の色
花径
5
花序の長さ
実の色
葉の色
赤、緑、紫
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐潮性
用途適性
鉢植、生垣、公園・庭園、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
飲用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
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