植物図鑑
ヤナギラン
ヤナギラン属
ヤナギラン
学名:
Chamerion angustifolium subsp. angustifolium
〔基本情報〕
高原の草地でみられ、伐採跡地や山火事跡地にもしばしば群生する高さ1~1.5mの多年草。
茎は直立して、枝分かれはせず、ほぼ無毛です。
葉は互生する単葉で、長さ5~18cm、幅0.5~2cmの披針形となり、裏面は白色を帯びます。
葉の縁はほぼ全縁です。
葉柄はごく短いか、ありません。
茎先に長さ10~45cmの総状花序を出し、紅紫色の4弁花を多数つけます。
花柄の基部には細く小さな苞があります。
果実は長さ5~8cmの細長い蒴果で、熟すと割れ、白色の毛がある種子を出します。
〔利用〕
全草を薬用とするほか、若芽は山菜として利用したり茶の代用にされます。
〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿芽によります。
冷涼な気候を好みます。
日当たりと水はけのよい土壌を好み、夏の高温多湿にはやや弱く葉焼けを起こすことがあるので暖地では真夏は半日陰にするとよいです。
水やりは水切れしないよう注意し、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は春に緩効性肥料を置き肥します。
種子を採らないのであれば花がらをこまめに取り除くようにします。
病虫害としては軟腐病、うどんこ病、アブラムシ、ナメクジ、ハダニがあります。
〔備考〕
葉が柳に似て、花の美しさを蘭に例えた名です。
名前
ヤナギラン(柳蘭)、fireweed、great willowherb、rosebay willowherb
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月
花咲く季節
6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州)、ユーラシア、北アメリカ
形状
草丈・樹高
1000〜1500mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
4
花の色
紫、桃
花径
花序の長さ
100〜450
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け、挿芽
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
花壇、切花、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
軟腐病、うどんこ病
虫害
アブラムシ、ナメクジ、ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、食用、飲用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
56381
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