植物図鑑
キバナノコマノツメ
スミレ属
キバナノコマノツメ
学名:
Viola biflora var. biflora
〔基本情報〕
亜高山~高山の林縁や草原の湿った岩混じりの場所でみられるスミレで、高さ5~20cmになる多年草。
短く、匍匐する地下茎があります。
細い緑色の地上茎をもちます。
葉は1~3枚が根出して花の時期にも残り、長さ1~2.5cm、幅1~3.5cmの円形~腎円形となり、葉の縁には低い波状の鋸歯があります。
葉には光沢がなく、表面や縁に毛がはえます。
葉柄は長さ2~10cmで、托葉は全縁または細かい鋸歯があります。
花は葉腋から直立する長さ2~5cmの花柄の先端に1~2個つき、径1.5~2cmほど、黄色で横向きに咲きます。
上弁と側弁は反り返ります。
唇弁には褐色の筋があります。
距は長さ0.1~0.2cmとごく短いです。
花柱はY字形に分かれ、突起毛はありません。
果実は蒴果で熟すと3裂して、種子を飛ばします。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
水はけのよい土壌を好みます。
秋~春は日当たりがよく、夏は半日陰で涼しい環境にします。
冬の寒風も避けるようにします。
〔備考〕
葉の形を馬蹄に例えた名です。
名前
キバナノコマノツメ(黄花駒の爪)、ケタカネスミレ(毛高嶺菫)、alpine yellow-violet、arctic yellow violet、twoflower violet
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
タカネスミレ
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州:紀伊半島以北、四国:剣山・東赤石山・石鎚山、九州:屋久島)、北半球亜寒帯
形状
草丈・樹高
50〜200mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
根生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
5
花の色
黄
花径
15〜20
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
ロックガーデン
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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