Q&A
2742番さん
2022 05/20 15:28
(1)栽培か野生:野生
(2)撮影場所の県名:岡山
(3)撮影時期:2022年5月20日
庭に生えた野草です。匍匐したり直立したりして成長し,放置すると草丈が数十センチにはなると思います。葉は互生で,鋸歯はわずかにある程度,茎の断面は四角で毛が生えています。成熟すると茎は紫褐色に着色します。顕著な特徴として各葉腋に花がつくのですが,先端に3枚の萼片(?)がついた長筒形の子房が裸出するのみで,花弁や雄しべ,雌しべは観察されず,閉鎖花のようです(次の2枚の写真で示します)。成熟した子房の中には多数の種子が入っています。この植物の名前を教えていただけるでしょうか。
903番さん(専門家)
2022 05/23 13:32
ヒナキキョウソウです。
閉鎖花を多くつけますが、通常の花は細い5弁の青紫色の花を咲かせます。
2742番さん
2022 05/24 15:19
Sando様
お教えいただき,ありがとうございました。確かに閉鎖花は
ヒナキキョウソウそのものですね。しかし,我が家の庭に生え
たものは,茎頂に全く5弁の紫花をつけず,無限に頂端成長して
いるようです。また,図鑑には枝分かれをほとんどしないとあり
ますが,我が家のものはかなり枝分かれをします。変異種かも
しれないので,しばらく観察を続けます。
いずれにせよ,かなりスッキリしました。感謝致します。
903番さん(専門家)
2022 05/27 17:07
閉鎖化しか咲かないというのは面白いですね。
通常は枝分かれはほとんどしませんが、直立した茎が倒れると、節々から芽が出て枝分かれして育つことがあります。
これは植物ホルモンの影響によるもので、植物全般に共通して見られる現象です。