春花壇にむけてnew / アロエを見に行く11月の過去記事

植物Q&A

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シュウメイギクについてお尋ねします。
八重咲きの赤紫色のものが本来のシュウメイギクということで、こちら投稿写真の一重のシュウメイギク?は正式にはボタンキブネギクということでいいのでしょうか。それとも牧野富太郎の分類によるとということであって、一般的にはシュウメイギクになるのでしょうか。

22コメント

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さとうみさんの花は、タイワンシュウメイギク系の花では・・・
ボタンキブネギクは、白花の八重咲を指していたのではと思います。
新潟県立植物園の倉重さんも、
本物の秋明菊に付いて説明されています・・・
http://bit.ly/2CbjBYZ

https://love-evergreen.com/post/199
↑こちらで、一重の白やピンクのよく見る種類がボタンキブネギクと回答されているようです。
またOohasiさんがコメント投稿されていた牧野図鑑を読むと、萼片が広くて数の少ない(つまり一重の?)白や淡紅色の花をボタンキブネギクとしているように私は解釈したのですが…。

さとうみさん
>投稿写真の一重のシュウメイギク?は正式にはボタンキブネギクということでいいのでしょうか。
投稿された写真は、タイワンシュウメイギク系(園芸種)で、ボタンキブネギクとは異なるのでは・・・

タイワンシュウメイギクとして育てた花(ストック画像) を・・・


Oohasiさん、ありがとうございます。
疑問点をまとめます。

八重の赤紫色が本来のシュウメイギクで京都の貴船地区に見られることから別名をキブネギクというらしいですが、八重の白花はキブネギク(シロバナキブネギクとかキブネギクの白花とか)とは呼ばないのでしょうか。

Oohasiさんのおっしゃられるように八重の白花がボタンキブネギクなのでしょうか。そうなると下記URL記事が気になります。
https://love-evergreen.com/post/199

https://love-evergreen.com/img?path=https://love-evergreen.com/media/plants/2400/user/220/1568194456_0b2f7fde4e74bfcbd00f7de1d6f7978c13c1dbc0fdd96d6314ed64af.jpg

結論として八重の白花は例えばシロバナシュウメイギク、一重のものはシュウメイギクの園芸種あるいは交雑種と呼ぶのが正しいでしょうか。

さとうみさん
YListに依ると・・・
白花のシュウメイギクは・・・
学名:Anemone x hybrida Paxton
和名:ボタンキブネギク
別名:バラザキシュウメイギク

Oohasiさん、学名 Anemone x hybrida Paxton でネット検索すると下記画像(私が撮ったものです)のような一重の白花やピンクの花が出てきます。
混乱する一方ですので、専門家の方の回答を待ちたいと思います。


まず、さとうみさんご投稿のものはボタンキブネギクとなります。
一般的にシュウメイギクとして栽培されているものになります。

次に、シュウメイギクの現状についてですが、これはOohashiさんご紹介の倉重さんの記事に書かれているとおりです。学名を詳しく書くと下記のようになります。

Anemone hupehensis var. japonica
狭義のシュウメイギク(キブネギク)
萼片約30個、紅紫色、弁は細い
本来のシュウメイギクで『本草図譜』、シーボルト『日本植物誌』にあるものはこれです。

Anemone hupehensis var. hupehensis
基準変種 アネモネ フペヘンシス フペヘンシス
萼片5-6個、紅紫色

Anemone hupehensis
広義のシュウメイギク(キブネギク)
萼片5-6 or 30個、紅紫色


ボタンキブネギク(バラザキシュウメイギク)
Anemone ×hybrida
一重~八重咲で白~紅紫色、弁が広いものが多い
一般的に栽培されるシュウメイギクはこちら。
シュウメイギクとタイワンシュウメイギク(Anemone matsudae)の交雑によるものなので、タイワンシュウメイギク系のものは基本的にここに含まれます。
倉重さんの記事のタイワンシュウメイギクの学名A. vitifoliaはYListではA. matsudaeに変更になっています。
また、広義のシュウメイギク(キブネギク)Anemone hupehensisの園芸品種もシュウメイギクとして栽培されます。


個人的な考えとしては本来のシュウメイギクは和名カナ表記、栽培されているシュウメイギクは流通名として秋明菊と漢字で表記し分けたいところです。
EG図鑑では便宜上、秋明菊の解説も入っている状態です。


端的に言うと、Anemone hupehensisとそれ以下のランクが親もしくは片親の系統が現在、シュウメイギクとして栽培される。というかんじですね。
花の色や弁数は上記にも書きましたが、白一重、桃八重など品種によって様々です。

rosapersica先生、詳しいご説明ありがとうございます。
何とか理解できたと思います(^^;
一点だけ、バラザキシュウメイギクの漢字表記がどこにも見当たらないのですが、薔薇咲きでいいでしょうか。

漢字で書くなら
薔薇咲秋明菊
ですねー

ありがとうございます(^^)

rosapersicaさん
詳しくご説明下さり有難う御座いました。
基本種シュウメイギク(キブネギク)以外の名前表記には・・・
流通名として秋明菊か 一名シュウメイギク、シュウメイギク(園芸種)などと、区別し易い表記が好いと思いますが?
ボタン、バラザキなどを冠した様な表記名も 好いですね!

>Oohasiさん
EGではなるべく区別しやすい表記にしたいとは思ってはいますが、カナのまま流通してるので、質問者への伝えやすさなど兼ね合いがなかなか難しいところですね~
園芸植物は流通ベースなので分類側からすると好ましくない表現をせざるを得ないことがあるのがもやもやするところではあります。

rosapersicaさん
国立科学博物館に標準和名に付いて、お訊ねしたことが有りましたが・・・
>和名に関しては、これにしろと言うことはありません。和名は、その後ろにいろいろな文化を背負っているので、決めない方がよいだろうと言うことです。
歴史をたぐるか、現在どちらを使っているかで決めるかなどできまりはないのです。   
よってこれが正しいという和名はありません。 
(お応え頂いたメールの一部分コピー)
とのお応えでしたので、できるだけ相応しい名前を遣うようにしています・・・  

そうですね。
標準和名はあくまで「標準」ですので、古い図鑑からたどると結構変わっている種はあります。同時代でも、文献によって別名と和名が入れ替わっていることもよくあります。

混乱を避けた書き方であれば、その文献・サイトがどこを重視するかによって表記が変わることは問題ないと考えます。
流通ベースで難しいのは、仮にそれがふさわしい名だとして、その名前で「この花を買いたい」となったときに見つからずに買えないということが起きうるという点です。

そのあたりの妥協点での記載も、やむを得ないと考えます。(もやもやするとはおもいますが

rosapersicaさん
お忙しい中に、色々とアドバイスを下さり有難う御座いました。

今日またEG植物図鑑を見てみたら、ヨウシュキブネギクという分類が追加?されてました。ヨウシュキブネギクはボタンキブネギクのことですか?
https://love-evergreen.com/qa/topic/1188

先日、rosapersicaさんより・・・
>さとうみさんご投稿のものはボタンキブネギクとなります。

ボタンキブネギクを検索してみますと?


今のところボタンキブネギクはシュウメイギクの項に(秋明菊として?)分類されているようです。
ヨウシュキブネギクの学名がAnemone hybridaとありますが、これはボタンキブネギクAnemone × hybridaと同じものではないのでしょうか。

YListでは・・・
Anemone x hybrida Paxton  ボタンキブネギク 標準

大変お待たせいたしました。
経緯の確認がとれました。

結論から言いますと

ヨウシュキブネギクはボタンキブネギクと同じです。
EG植物図鑑の名称をYlistに従って、表記名をボタンキブネギクとして、別名にバラザキシュウメイギク、ヨウシュシュウメイギク、ヨウシュキブネギク、秋明菊を入れます。

花卉園芸学の慣例としてAnemone × hybridaをヨウシュキブネギクと呼んでいたため、齟齬が生じました。
シュウメイギクの項の紐づけられている写真にはご指摘のとおりボタンキブネギクが混ざっていましたので、紐づけなおしました。

植物の呼称は花卉園芸、生物学・分類学、造園、林学など分野によって変わることがあるので、このようなことも起こりえます(^^;

rosapersica先生、ありがとうございます。
花卉園芸学というものを初めて知りましたが、最初字が読めず十が3つの漢字で調べ→花草園芸学でやっと探し当てました(^^;
一般の園芸とはまた違った専門的な学問分野なんですね。
EG植物図鑑がシュウメイギクとボタンキブネギクで分類整理されるとすっきりわかりやすくなりますね(^^)