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春から秋まで咲き続ける
― ペチュニア、南米原産・1980年代からさらに広がった品種の世界 ―

花壇やベランダのプランターを鮮やかに彩るペチュニア。赤・黄・青・紫・桃・白・複色と多彩な花色を持ち、3月から11月まで長く咲き続けます。ナス科ツクバネアサガオ属の多年草で、南アメリカの野生種をもとに品種改良された、花壇・コンテナ・ハンギングバスケットなどに広く使われる人気の植物です。

ペチュニアの花
ペチュニア / 写真: エバーグリーン植物図鑑
科 / 属
ナス科 / ツクバネアサガオ属
生活型
多年草
花咲く季節
3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月
花の色
赤、黄、青、紫、桃、白、複色
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園、壁面緑化、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケット

南アメリカの野生種から生まれた、多彩な品種

図鑑の「来歴」によれば、ペチュニアは南アメリカに分布する Petunia axillaris(ペチュニア アキシラリス)と P. integrifolia(ペチュニア インテグリフォリア)を中心に品種改良されてきました。さらに1980年代からはその他の野生種も交配親として加わり、形質の幅がいっそう広がりました。

エバーグリーンのQ&Aコーナーでも、専門家が様々な品種・咲き方のペチュニアを識別している様子が見られます。

ナス科のペチュニアです。 — エバーグリーンQ&A 専門家回答(2023年4月、質問#23833
八重咲きのペチュニアですね~ — エバーグリーンQ&A 専門家回答(2022年7月、質問#23183
最近リリースされたペチュニアの「紫小紋」という品種ですね。 — エバーグリーンQ&A 専門家回答(2022年6月、質問#22963

八重咲き品種や「紫小紋」のような新品種まで、バリエーションが豊富であることがわかります。また、1980年代以降に野生種の交配親の幅が広がったことと関連して、花冠の形——高盆形から漏斗形——や株の仕立て方にも多様性が生まれています。

親に首が長い原種がはいっていると首が長い品種ができます^^ — エバーグリーンQ&A 専門家回答(2020年10月、質問#17718

この発言は、交配に使う野生種の形質が品種の外観に直接影響することを示しています。ペチュニアの多様な品種群の背景には、こうした交配親の違いがあるわけです。

花と葉のつくり

図鑑によれば、葉は互生する単葉で全縁。葉の質はやわらかく、腺毛があってべたつきます。花がつく節からは対生になります。花は上部の葉腋に単生し、花冠は高盆形〜漏斗形で浅く5裂。雄しべは4個、仮雄ずいが1個あります。果実は蒴果です。

葉のべたつきは腺毛によるもので、手で触れるとその感触を確認できます。花壇で見かけて触れてみると、ペチュニアの特徴として改めて気づかされます。

野外への逸出も確認されている

逸出したペチュニアですね。 — エバーグリーンQ&A 専門家回答(2022年6月、質問#23004

栽培されたペチュニアが野外に逸出することも、Q&Aの事例から確認されています。多年草であることに加え、実生でも増殖することから、環境条件によっては栽培地外でも定着する場合があるようです。

育て方のポイント

図鑑の「栽培」欄には、栽培上の要点が詳しく整理されています。以下にまとめます。

幅広い用途適性

図鑑の用途適性として登録されているのは、鉢植、花壇、公園・庭園、壁面緑化、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケットの7項目。3月から11月という長い開花期と、赤・黄・青・紫・桃・白・複色という豊富な花色とあわせて、さまざまなシーンで利用されていることがわかります。垂れ下がって咲く性質を活かしたハンギングバスケットや壁面緑化への利用も、登録用途に含まれています。

→ 図鑑で「ペチュニア」の詳細を見る

参考

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