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  • マメナシ

    バラ科 ナシ属

    Pyrus calleryana

    日本ではまれに自生することが知られる、高さ10mほどになる落葉高木。
    ときに小枝は長さ1-5cmの刺状になります。若枝は無毛ですが、初めは密な綿毛におおわれています。
    葉は互生し、葉身は長さ4-6cmの広卵形-卵状長楕円形で縁に細かい円鋸歯があり、葉面は表裏とも初めは綿毛におおわれますが後に無毛となります。葉柄は長さ2-4cm、無毛で、基部に長さ5mm弱の線形の托葉がありますが早落性です。
    花は径2.5cmほどの白色の5弁花で、短枝に頂生する散形状の総状花序に6-8個つき、開葉前か開葉と同時に咲きます。萼は下部が合着して長さ2mmほどの萼筒をつくり、上部は5裂片となり内面に密毛が目立ちます。雄しべは約20個あり、開葯前の葯は紫色です。雌しべは1個ですが2-3心皮からなり、花柱は2-3個あります。
    リンゴの仲間と違い花柱は基部が合着することはなく離生しています。
    果実は径1-1.5cmの黄褐色のナシ状果で、花床や萼の基部が多肉質となって発達し、子房を包んだ偽果ををつくっています。可食部の「果肉」は石細胞に富むのが特徴で、食べると舌にざらつきます。

    ★日本には栽培ナシ起源種とされるヤマナシ(本州-九州に分布)、ミチノクナシ(イワテヤマナシとも。アオナシはその変種。種としては日本では本州中北部に分布)がほかに種として自生しますが、ともに花柱が5本あり、果実も径2cm以上あるので区別は容易です。さらに、ミチノクナシでは、西洋梨のように果実の頂部に萼裂片などが残存するという特徴があります。

    ★本種はフランスの伝道師カレリ(J. M. M. Callery、1810-1862)によって中国で採集され、植物学者ドゥケーヌにより1858年に新種として発表され、後に1908年にプラントハンターのE. H. ウィルソンにより中国から米国に導入されたといわれています。導入後、広く栽培され、ときに野生化していることもあるように広く栽培され、「チャンティクリア」ほかの園芸品種も選抜され、紅葉も観賞価値に富む花木として発達し、それが日本に導入されて「アメリカハナナシ」などの呼称で栽培されることがあるようです。
    名前 マメナシ (豆梨) 、イヌナシ 、タイワンイヌナシ
    Callery pear、flowering pear
    花咲く季節 ? 4月
    分布または原産地 ? 日本(愛知県、岐阜県、三重県;四日市市では国指定の天然記念物)、朝鮮、台湾、中国中部-南部
    指定植物 ? EN:絶滅危惧IB類
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