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植物図鑑

ノウゴウイチゴ

オランダイチゴ属 ノウゴウイチゴ
学名: Fragaria iinumae

〔基本情報〕
山地の草地でやや湿り気がある場所でみられる多年草。
走出枝(ランナー)を出し、節から根を出して子株となります。
根茎は太く短く、古い托葉が残って、やや木質化します。
3小葉からなる複葉が根茎の先から3~7個が束生します。
小葉には粗い鋸歯があり、頂小葉は長さ1.5~3cm、幅1.2~2.5cmの広倒卵形となります。
葉の表面は無毛で、裏側は白粉色を帯びて脈上に長い毛がはえます。
葉柄は長さ2~8cmで毛がはえます。
茎には単葉がつきます。
集散花序を出し、1~4個の花がつきます。
花は径1.5~2.5cmの白色の7~8弁花で、花弁は長楕円形です。
雄しべは長さ0.2cmで萼片より短く、28~32個あります。
花柄には長い毛がはえます。
果実は径0.8cmの卵形で赤く熟し、食べられます。
果実のように見える部分は肥大した花床で、花床表面のくぼみについている、いわゆるイチゴのつぶつぶが本当の果実(痩果)です。

〔備考〕
江戸時代の『草木図説』に、福井県と岐阜県にまたがる能郷白山に生育すると記されたことが名の由来です。

名前
ノウゴウイチゴ(能郷苺)、ノウゴイチゴ
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
6月、7月
実のなる季節
7月、8月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州日本海側:青森県~福井県、鳥取県)、サハリン、南千島
形状
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)、3出複葉
葉の生え方
互生、束生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
7、8
花の色
花径
15〜25
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
水分の必要性
土の必要性
土壌酸度
耐候性
用途適性
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
9020
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