植物図鑑
イヌガヤ
イヌガヤ属
イヌガヤ
学名:
Cephalotaxus harringtonia var. harringtonia
〔基本情報〕
大きなものでは高さ8~10mになる常緑針葉小高木または低木。
樹皮は浅く縦に裂けます。
葉は互生しますが、基部がねじれるため見た目上は水平に2列に並びます。
葉は長さ3~5cm、幅0.3cmほどの線形となり、先端が短くとがりますが触っても痛くありません。
葉の表面は深緑色で、裏面には白い気孔帯があります。
雌雄異株です。
雄花は前年の枝の葉腋につき、球形です。
雌花(胚珠)は前年枝の先の葉腋に1~2個つき卵形です。
種子は長さ2.5cmほどの楕円形で、仮種皮につつまれ、翌年の10月に熟します。
外種皮は熟すと紅紫色になります。
〔利用〕
種子の油が灯用や頭髪用の油として用いられたことがあります。
材は器具材や細工物に用いられます。
〔栽培〕
増殖は挿木によります。
やや移植を嫌います。
日当たりと水はけがよく、適度に湿り気のある肥沃な場所を好みます。
耐陰性があり、半日陰程度なら耐えます。
水やりは鉢植えや地植えでも植えつけ後2年未満の株は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えで根づいた株は降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を株のまわりに施します。
病虫害は特にありません。
名前
イヌガヤ(犬榧)、ヒノキダマ、ヘダマ
生活型
低木、小高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
3月、4月
実のなる季節
10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:岩手県以南のおもに太平洋側、四国、九州:屋久島まで)、朝鮮、中国東北部
形状
直立、分枝
草丈・樹高
8000〜10000mm
葉の形
線形
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐陰性
用途適性
公園・庭園
ハーディネスゾーン
7a〜10b
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
54243
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