ピレア カディエレイ

ミズ属 ピレア カディエレイ
学名： Pilea cadierei

〔基本情報〕
高さ15～30cmになる常緑多年草。
茎はやや多肉質で、直立して枝分かれし、基部は木質化し、株立ち状になります。
葉は対生する単葉で、長さ2.5～6cm、幅1.5～3cmほどの楕円形～倒卵形で、濃緑色、3本の脈がめだち、脈間に隆起する銀白色の斑がはいり、斑が縦に4列並びます。
葉の縁には低い鋸歯があります。
雌雄異株です。
葉腋から集散花序を対になって出し、花序に長い柄があり、小さな黄白色の花が密につきます。
果実は痩果です。
室内栽培ではほとんど開花・結実しません。

〔栽培〕
増殖は挿木によります。
温暖で多湿な環境を好み、冬は5℃以上を保つようにします。
土に植える場合は水はけと水もちのよい土壌に植え、春～秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
耐陰性はありますが、年間を通じて日当たりがよい場所に置く方が生育がよいですが、真夏の直射日光など強い日差しに当たると葉焼けをおこすので、夏場は明るい日陰で管理します。
施肥は春～秋に2か月に1回緩効性化成肥料を施すか、2週間に1回程度液肥を施します。
病虫害としては葉枯病、炭そ病、ナメクジ、ハダニ、カイガラムシなどがあります。