植物図鑑
イヌゴマ
イヌゴマ属
イヌゴマ
学名:
Stachys aspera var. hispidula
〔基本情報〕
湿地や、やや湿り気のある草地、用水路の脇などでみられる高さ30~70cmになる多年草。
長く這う白い地下茎があります。
茎の断面は四角形で、稜には下向きの刺毛があってざらつきます。
葉は十字対生する単葉で、長さ3~9cm、幅0.5~2.5cmほどの披針形となり、表面にはしわがあり、裏面の主脈上に刺毛があってざらつきます。
葉の縁には低い鋸歯があります。
葉柄は短いです。
茎先に輪散花序を出します。
花は淡い紅色で長さ1.5cmほどの唇形花となり、下唇には濃い色の斑点があります。
萼はほぼ等しく5裂し、裂片の先が刺状にとがります。
果実は分果です。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
日当たりがよい場所を好みます。
地植えでは池の縁や水路際などに植えるとよいです。
水やりは鉢植えの場合は、土の表面が乾きはじめたらたっぷりと与えるか、腰水や底面給水にして常に湿り気を保てるようにします。
施肥は元肥を施せば特に必要ありませんが、鉢植えの場合は生育具合を見ながら花後に液肥を与えてもよいです。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
分果がゴマに似ているが役に立たないのでこの名がつきました。
別名のチョロギダマシは姿がチョロギに似ていることによります。
名前
イヌゴマ(犬胡麻)、タイリクイヌゴマ(大陸犬胡麻)、チョロギダマシ(草石蚕騙)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
ケナシイヌゴマ、エゾイヌゴマ
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州、九州)、朝鮮、中国北部~東北部、極東ロシア、南千島
形状
草丈・樹高
300〜700mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
輪散花序
花弁の数
花の色
桃
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、公園・庭園、水辺緑化
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
69277
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