植物図鑑
アカネ
アカネ属
アカネ
学名:
Rubia argyi
〔基本情報〕
人家近くや山野の林縁にはえるつる性多年草。
枝分かれする細い根茎をもち、根は黄褐色ですが、乾くと赤くなります。
茎はよく枝分かれし、4稜があり、稜の上に下向きの小さな刺があります。
葉は4枚ずつ輪生し、長さ3~7cm、幅1~3cmの三角状卵形~卵形で先がとがり、基部は心形、葉の縁は全縁です。
輪生する葉のうち、本来の葉は対生する2枚で、それ以外は同形の托葉です。
葉の表面にはみじかい剛毛が密にはえ、裏面脈上に下向きの小さな刺があります。
葉柄は長さ0.5~4.5cmで下向きの小さな刺があります。
葉腋から集散花序を出し、花序には下向きの小さな刺があります。
花は径0.3~0.4cmほどで黄緑色、花冠は5裂します。
果実は球形の液果で熟すと黒色になります。
〔利用〕
緋色染料(茜染)や薬用として用いられます。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
日向~半日陰で水はけと水もちのよい場所を好みます。
丈夫でよく茂り、栽培は容易です。
水やりは水切れしないよう注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は晴天が続いて乾燥しない限り降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
乾燥した根の色から名がつきました。
『万葉集』に「あかねさす」という枕詞で詠まれます。
名前
アカネ(茜)
生活型
つる性草本
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
花の色
緑
花径
3〜4
花序の長さ
実の色
その他
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
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