Q&A
1125番さん
2020 04/16 10:29
下記投稿に関連して質問いたします。
https://love-evergreen.com/qa/topic/7731
ヂシバリは現代仮名遣いではジシバリになるような気がするのですが、EG植物図鑑ではヂシバリで統一されています。植物名の表記には特別な決まりがあるのでしょうか。
5番さん(専門家)
2020 04/16 10:44
学名には国際的に規約が整備されていますが、和名については「標準和名」といわれているように明確に基準はなく慣例的なものとなっています。
ヂシバリ、ジシバリどちらを使っても間違いではないです。EG植物図鑑では準拠文献がヂシバリの表記を採用しているので、そちらに沿っております。YListはジシバリが優勢で、一部の種にヂシバリの表記が使われています。
語源を大事にするか、現代仮名や現在の慣習・風俗を優先するかで見解が分かれます。
同様にイノコヅチ、イノコズチの2パターンの表記もありますね。こちらは薬用植物の領域ではイノコズチと表記(日本薬局方という基準に沿います)、野生植物の領域ではイノコヅチと表記するのが慣例です。
1125番さん
2020 04/16 12:00
ありがとうございます(^^)
「標準和名」というところがミソですね!よく正式名をたずねたりしますが、正式名はあくまで学名であって、和名は標準和名であることを覚えておかなくてはなりませんね。
5番さん(専門家)
2020 04/16 12:15
図鑑をいろいろ見ていると、年代や監修者によって「そっちを和名に持ってきましたか~なるほど~」ということが時々ありますよ^^
学名もDNA分析や学者さんの見解で分類の意見は分かれることがありますが…綴り方にはルールがあるので、ヂとジのようなことはほとんどないです。
ときどき、綴りや格変化の間違いが規約に沿って修正→学名変更があったりします。